青汁に年齢制限はあるの？野菜嫌いの子どもにも青汁が役立つ！

「野菜ギライの子どもに青汁を飲ませたい」と考えている親御さんが近年増えています。

青汁には野菜の栄養がギュッと詰まっているので、お子さんの栄養サポートに役立てたいということですね。

そこで浮かび上がるのが以下のような疑問。

「何歳から青汁を飲んで大丈夫なの？」
「青汁って野菜がニガテだと飲めないんじゃない？」

今回は上記のような疑問を解決すべく、青汁を飲み始める年齢について徹底解説します。

- この記事を監修してくれた先生 -

北垣毅（きたがきたけし）先生

たけしファミリークリニック院長
千葉大学医学部臨床教授

高知大学医学部卒業後、亀田総合病院総合診療科医長や東川口病院総合診療科部長などを経て、現在、たけしファミリークリニックの院長を務める。
「米国家庭医療専門医」や「米国認定救命救急士」などの資格を持ち、幅広い病気に対応する。

青汁に年齢制限はある？何歳から飲んでいいの？
青汁には子どもが不足しやすい栄養素がたっぷりある♪
子どもに青汁を飲ませる際の3つのポイント

青汁に年齢制限はある？何歳から飲んでいいの？

結論から言うと、青汁に年齢制限はありません。

そもそも青汁は”野菜を原料にした健康食品”です。
栄養価の高い野菜をたべているのと同じなので「離乳食が食べられる年齢」であれば問題なく飲めます。

ただ生まれたばかりの赤ちゃんに青汁を与えるのは控えてください。

乳児が離乳食を食べるのは、消化器官の発達が未成熟だからです。
栄養価の高い青汁を飲むと、赤ちゃんの消化器官では消化しきれず、お腹を下す可能性があります。

栄養補給のために与えるなら、生後5ヶ月以降からにしましょう。

生後5か月未満の赤ちゃんには、お母さんの母乳や粉ミルクで十分です。

青汁には子どもが不足しやすい栄養素がたっぷりある♪

青汁には、子どもが不足しやすい成分がギュッと詰まっているので子供の成長サポートにピッタリ。

青汁の代表的な原料「大麦若葉」に含まれる、子どもが不足しやすい栄養素がコチラです。

	栄養価	期待できる効果
食物繊維	4.11mg (キャベツの約2倍)	便秘を改善する
カルシウム	29mg (玉ねぎ約1/2玉)	骨や歯をつくる
鉄分	4.16mg (ほうれん草約2.5束)	貧血を改善して集中力を高める
βカロテン	2,528μg (ブロッコリー約1株)	皮膚や目の健康を助ける

上記のように、青汁には子供の成長を支える成分がギュッと詰まっているのが一目瞭然です。

中でも特に子供に不足しやすい成分が「食物繊維」。
実際に、食物繊維不足のために小学生の4割が1日に1回の排便がないという調査結果もあります。
参考記事：「子どもの排便状況と食物繊維の摂取」に関する実態調査(大塚製薬)

子どもの栄養不足を防いで健康な成長を促すためにも、青汁を飲んでサポートすることがオススメです。

【子どもの栄養補給は青汁だけでOK？】

「青汁で栄養が摂れるなら、野菜を食べなくてもいいんじゃない？」と思うかもしれません。

ですが青汁だけで栄養補給するのはNG。
青汁は栄養が豊富ですが、基本的には“不足した栄養を補う”アイテムです。

青汁だけに頼るのではなく、あくまで日々の栄養サポートとして活用してください。

子どもに青汁を飲ませる際の3つのポイント

せっかく子どもに青汁を飲ませるなら、子どもに合った青汁を選んでおいしく続けたいですよね。

野菜嫌いな子どもが嫌がらず青汁を飲むためにも、以下では子どもに青汁を飲ませる際のポイントを紹介します。

子どもに青汁を飲ませる3つのポイント

「国産・無農薬・無添加」の安全な青汁を選ぶ
飲みやすい原料を使った青汁を選ぶ
アレンジをしたりレシピに使ってみる

①子どものために「無農薬」「無添加」の青汁を選ぼう！

お子さんと青汁を飲もうと考えているママさんに気になるのが、青汁の安全性だと思います。

安全な青汁を選ぶうえで大切なのが以下の3つのポイント。

国内で生産された原料を使っているか
原料は無農薬で栽培されているか
保存料・人工甘味料などの添加物が使われていないか

安全な青汁には、上記のポイントが公式サイトに明記されています。

気になる青汁商品があれば、まずは公式サイトで「国産素材で、農薬・添加物を使っていないか」を確認しましょう。

また「国産」と書かれていても、産地の記載がなければ国外栽培の可能性あり。
※外国で輸入した野菜を日本で加工した場合でも”国産”と表記できます。

きちんと“〇〇県産”と書かれているものを選んでください。

関連記事：失敗しない青汁の選び方！3つのポイントと目的別の選び方まで徹底解説！

②大麦若葉原料の青汁なら、子どもでもゴクゴク飲みやすい♪

「青汁＝マズイ」と思っているママさんも多いかもしれませんが、原料によって味わいは様々です。

子どものために飲みやすさで青汁を選ぶなら、大麦若葉が原料の青汁がオススメ。
大麦若葉はお茶のようなスッキリとした飲みやすさから、現在もっとも使われている原料です。

もちろん野菜の栄養もたっぷり。

食物繊維・ビタミン・ミネラルがバランスよく入っているので、子どもの野菜不足をしっかりサポートしてくれます。

逆にケールがベースの青汁は、クセやエグみが強いので避けましょう。

【「緑茶」「煎茶」「抹茶」が入った青汁もある】

青汁の原料だけだと、大麦若葉といえど多少の野菜の風味は避けられません。

ですので少しの野菜の風味でもニガテなお子さんの場合は、

緑茶
煎茶
抹茶

といったお茶の素材が入ったものがオススメです。

お茶の素材が入っていれば、緑茶や抹茶のようなコクが生まれてより飲みやすさアップ。
お茶の素材が使われていないかもチェックポイントです。

③青汁をアレンジすればおいしく栄養サポートできる！

「青汁をそのままだと、子どもが飲んでくれない…。」
このようなママさんは、青汁のアレンジを試してみたください。

アレンジをすることで青汁のクセが抑えられ、ジュースやスイーツ感覚で青汁の栄養が摂れます。
さらに青汁だけでは摂れない栄養が摂れるのも大きな魅力です。

以下が代表的な青汁アレンジの例。

※下記の表の写真をタップすると、アレンジごとの味わい・効果などが見れます。

	特徴
青汁×牛乳アレンジ	抹茶ラテのようなおいマイルドな味わい。カルシウムがプラスして摂れる！
青汁×ヨーグルトアレンジ	ヨーグルトの酸味で青汁の苦みをカバー。乳酸菌が摂取できるのもポイント◎
青汁×バナナスムージー	とろみがあってデザート代わりにもオススメ。バナナには食物繊維がたっぷり♪

また上記のようなドリンクアレンジだけでなく、青汁を料理に取り入れる青汁レシピもオススメ。
おいしく野菜の栄養が摂れるので、野菜嫌いのお子さんにピッタリです。

具体的な青汁レシピを知りたい方は、下記ページをチェックしてください。
⇒料理研究家考案！青汁ちゃん限定の青汁レシピ♪

青汁の年齢制限まとめ

今回紹介したように、青汁は野菜が原料の健康食品なので年齢制限はありません。

それどころか青汁は、お子さんの野菜不足のサポートとしてオススメです。
私自身も子どもと一緒に青汁を飲んでいます。

また今後お子さんに青汁を飲ませるなら、

無添加・無農薬の青汁を選ぶ
主原料が大麦若葉の青汁を選ぶ
青汁を買ったらアレンジをしてみる

といった3つポイントを押さえておきましょう。

そして「子供向け青汁」をまとめたページもあるので、興味がある方はチェックしてください。
⇒【野菜がニガテなお子さんに♪】子どもにオススメの青汁ランキングはコチラ！

汁太郎

【青汁歴】

7年6ヶ月

【イチオシ青汁】

リッチグリーン、極の青汁

こんにちは！青汁歴7年以上、飲んだ青汁は20種類以上。学生時代、不摂生で体調を崩してしまったことをきっかけに青汁デビューしました。それ以来日々の栄養サポートのため、毎日欠かさず飲んでいるほどの青汁モンスターそれが私、汁太郎です。記事では皆さんの悩みに寄り添って、青汁の”特徴や味わい”をありのままに伝えることを心がけていきます！