暴飲暴食を翌日リセットする改善方法まとめ!太る・むくみ・脂肪蓄積を防止!
「会社の飲み会・歓送迎会・忘年会で調子に乗ってたくさん飲んでしまった」
「最近仕事のストレスでついつい食べ過ぎてしまう」
「1日3食どころか5食が普通。間食がやめられない」
「この間彼氏に振られてから食欲がとまらない。食べないと落ち着かない」
暴飲暴食してしまう原因というのは日常に溢れています。
正直、暴飲暴食をしている最中、直後は気持ちが良いですよね。なんとなく「やってやった」という満足感を得られますし、好きなものを好きなだけ食べるのでストレス解消にもつながります。
しかし、その満足感やストレスが解消されるというのは一時的なものに過ぎません。それは当ページをご覧になっている皆さん自身が1番よくわかっているのではないでしょうか。
頻度にもよりますが、暴飲暴食をしてしまうと太って(体重増加)しまいます。結局後悔してしまうだけなんですよね。
とはいえ、なかなか暴飲暴食を1度もおこなわないというのは難しいもの。ストレスなど様々な要因で無意識にやってしまうことですから。
そこで今回は「ついつい暴飲暴食してしまっても、リセットできる(太らない)方法」をお伝えします。
- この記事を監修してくれた先生 -
北垣 毅(きたがき たけし)先生
たけしファミリークリニック院長
千葉大学医学部臨床教授
高知大学医学部卒業後、亀田総合病院総合診療科医長や東川口病院総合診療科部長などを経て、現在、たけしファミリークリニックの院長を務める。
「米国家庭医療専門医」や「米国認定救命救急士」などの資格を持ち、幅広い病気に対応する。
目次
暴飲暴食後は「ぽっこりお腹・むくみ・脂肪がたまる」の三重苦!改善策は?
暴飲暴食による「太る(体重が増える)」系の悩みは、主に3つに分類することができます。
- 太る(お腹がぽっこりする)
- 顔や脚がぱんぱんにむくむ
- 脂肪が蓄積される
この3つに分類してそれぞれの原因と対策法を解説します。
暴飲暴食した翌日に太るのを改善する方法
暴飲暴食をした翌日、ものすごくお腹がポッコリして太って見えますよね。「うわ…太ってる…。」なんて肩を落としている方も少なくないはずです。
確かにそれは「太った」とも言えるのですが、そこまで気を落とす問題ではありません。
この一見太ったように見えるお腹の状態は「食べ過ぎた分が消化しきれていないだけ」なのです。そのため、胃に溜まっている不要なものをスッキリ出してあげれば解決できます。
食物繊維をたっぷり取る
まず1番効果を見込めるのが、たっぷりと食物繊維をとること。食物繊維には、腸の蠕動運動を活発にし、便通を良くする効果があります。
※蠕動運動…腸内の食べ物を排泄するために、食べ物を移動させようとする腸の運動のこと
だから食物繊維をたくさん食べれば、自然と便意が起こって、暴飲暴食後に溜まった余分なものもスッキリ出すことが可能です。
豊富に食物繊維が入っている食材はやっぱり野菜類。ごぼうやキャベツなどに、非常に豊富に含まれています。
暴飲暴食をした翌日は重いもの(脂っこい食事)を食べるのはきついでしょうし、胃にとってもあまり優しくありません。食物繊維の豊富な野菜を使った簡単なサラダをたくさん食べましょう。
あたたかい食べ物や飲み物をとる
「野菜が嫌い…」「サラダをつくるのが面倒」という方は、あたたかい食事か飲み物をとるようにしましょう。私的には飲み物のほうがホットココアやコーヒーなど、簡単に取れるものばかりなのでオススメ。
あたたかい食べ物や飲み物をとると、胃腸の働きが活発になり、食べ物を消化しようとする動きもはやくなります。
逆に冷たい食べ物や飲み物をとってしまうと、お腹が冷えて胃腸の働きを低下させてしまいます。逆に暴飲暴食したものがまったく消化されずに、便秘になってしまう可能性もあるので、控えておきましょう。
胃を動かす運動をする
運動で意図的に胃を動かすことでも、消化を早めることができます。暴飲暴食後の胃もたれ後に運動するのはきついと思いますが、動ける方は実践しましょう。
胃を動かす効果のある運動には、腹筋や背筋などの有名な筋トレもあります。しかし、胃もたれしているときに筋トレは無理ですよね。
そこで私がオススメするのは「両手の平を胃腸の位置において、軽く押しながらぐるぐる動かす」方法です。
ポイントは押すだけでなく、ぐるぐる動かすこと。単純に押すだけでは胃腸を圧迫するだけになってしまい、逆に消化活動を抑えてしまうことになります。気軽にできる方法なのでぜひ試してみてください。
暴飲暴食した翌日のむくみをとる方法
特に塩辛いものやアルコールを暴飲暴食した翌日に表れる悩みが「むくみ」ですよね。
朝起きて顔や脚がパンパンにむくんでいるのを見て「うわっ、やっちゃったよ…」と後悔したことがある方も多いでしょう。私もその一人です。
むくみは暴飲暴食で塩分(塩化ナトリウム)を取りすぎたことによって起こります。
たくさん塩分を取って血液中の塩分濃度が高くなると、体は水分をたくさん細胞に取り込んで塩分濃度を薄めようとします。結果的に細胞に水分がたくさんはいって膨らみ、パンパンにむくんでしまうことになるのです。
この大量に溜まった水分を減らすことができれば、むくみを改善することができます。
カリウムが入った食材をたっぷり食べる
むくみの解消に最も効果的なのが、カリウムを取ることです。
カリウムには「血中の塩分の排出を促して、細胞内の水分量を一定に保つ」(利尿作用)効果を持つ成分。まさに、むくみの原因に直接アプローチしています。少しお手洗いに行く回数が増えるのはやっかいですけどね。
カリウムの多い食材は野菜類・果物類・芋類などが挙げられます。この中ならダントツで果物が取りやすいという方が多いでしょう。
その中でも特に私がオススメしたいのがバナナ。
暴飲暴食をした次の日はなるべくお腹に優しいものを食べる必要があります。
- 消化されやすい
- 腹持ちが良い
- ほんのりした甘みと柔らかい食感で食べやすい
- 手軽に取れる
- カリウム以外の栄養成分も豊富
などなど。バナナにはカリウムが豊富という以外のメリットもたくさんあります。バナナよりカリウムが多い果物にはアボカドとドリアンがありますが、まぁ現実的に手に入れやすい果物ではありません。
近場のスーパーやコンビニでも買えるバナナを食べてむくみを解消しましょう!
カフェイン入りの飲み物をたくさん飲む
ビール・コーヒー・紅茶などをたくさん飲んで利尿作用を促すのも一つの手です。
流石に暴飲暴食した次の日にビールを飲む方はいないと思いますので、利尿作用を促す効果のあるカフェインの入っている飲み物が無難でしょう。
カフェインが入っている代表的な飲み物としては以下のものが挙げられます。
- コーヒー
- 紅茶
- 緑茶
- ウーロン茶
- ココア
ただし、どれも冷たいアイスの状態で飲むのは避けましょう。暴飲暴食したあとの胃腸は、キャパシティを超えた食べ物を入れられているので非常に弱っています。
上述しましたが、ただでさえ弱っている胃に冷たい飲み物を与えると、余計に活動を抑えることになってしまうのです。「利尿作用によるむくみ改善」×「胃腸の消化活動の活性化」という一石二鳥を達成するためにも、温めて飲むのをオススメします。
ただし、飲みすぎには注意しましょう。お茶なら構いませんがコーヒーや紅茶などに砂糖やミルクをたくさん入れて飲む方は、糖分の取りすぎになってしまうので気をつけてください。
温かいお風呂にゆっくりと入る
すでに実践されている方も多いと思いますが、温かいお風呂にゆっくりと入ることもむくみの解消に役立ちます。
実際にお風呂に入ることには意味があって、お風呂で体を温めて新陳代謝と血行を促進することで、溜まりすぎた水分を排出する効果が見込めるのです。まぁ簡単に言うと、汗をかくことが大切ってことですね。
テキトーにお風呂に入るだけでも構いませんが、もっと効果的な入り方があります。
- お湯の温度は38~40度くらい
- 心臓から遠い脚から半身浴⇒その後胸の位置まで湯船につかる
この2点が大切です。
いきなり熱いお湯に入ると、あまりの熱さにすぐ出たくなりませんか?短い時間で温まったように感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、それは肌の表面が温まっただけにすぎません。
1番大切な体の芯は温まっていないので、すぐに湯冷めしてしまいますし、何も効果は得られません。38~40度くらいの適温で長時間入ることを心がけましょう。
また心臓に近い位置から急に温めるのもあまりよくありません。心臓がびっくりしてしまうので、負担をかけることになってしまいます。
まずは流行りの半身浴を行って、心臓から遠い脚から順々にゆっくりと温めることで、徐々に血液の循環が良くなっていきます。その後に肩までゆっくりと浸かりましょう。そうすることで、一部分だけでなく全身の代謝・血液循環が良くなり、むくみが解消されていきます。
暴飲暴食した翌日以降の脂肪蓄積を防ぐ方法
暴飲暴食をしてしまって、1番怖いのが食べ飲みしたモノが脂肪として溜まってしまうことです。
これは上述した、単純に食べ過ぎたものが胃に残っている状態とは全くの別物。本当の意味で「太る」ことになってしまい、ダイエットをしなければならなくなる可能性もあります。
人間は食べ物からエネルギー(カロリー)を取り込み、活動するたびにそのエネルギーを消費します。
しかし、あまりに多くのエネルギーを取りすぎると、余ってしまうエネルギーが出てくるのです。それが脂肪に代わって蓄えられてしまいます。
- 取り入れた栄養(エネルギー)が胃で吸収される
- 栄養素がグリコーゲンという成分に変化し、肝臓やじん臓に蓄えられる
- グリコーゲンを消費して、日々の活動で必要なだけのエネルギーを得られる
- 余ったグリコーゲンがエネルギー吸収後24~48時間で脂肪に変わる
つまり、グリコーゲンを24時間以内に消費できれば、そもそも脂肪はたまらないということです。
とはいえですよ。ほぼ無理な話だと思います。毎日毎日カロリーや食事量を調節して、自分がピッタリ消費しきれるだけのエネルギーだけを摂取するなんて。
それにどうしても暴飲暴食したいときだってありますよね。というよりも、暴飲暴食してしまったのだから、どうすれば24時間以内にグリコーゲンが脂肪に変わらないように消費できるのか考えるべきでしょう。
食物繊維を利用した超短期間1日ダイエット
上述しましたが、食物繊維には腸の蠕動運動を活発にして便意を促す役割があります。要は「食べ過ぎた分を全部便として外に出すことで脂肪になるのを防ごう」という方法です。
また、いくらグリコーゲンを消費しようとしても、その日に再びガッツリ料理を食べたら何の意味もありません。暴飲暴食をした翌日は、胃が大きくなるのでいつもよりもついつい食べたくなりますし。
しかし、食物繊維は水に溶けないので豊富に取れば、ある程度の満腹感を感じることもできます。脂肪を溜めない・翌日の食べ過ぎを防ぐという一石二鳥が、食物繊維を利用した1日ダイエットなんですね。
中でも寒天は特にオススメ。
- 食物繊維のかたまり
- 固形物なので満腹感もあり、カロリーも低い
暴飲暴食をしてしまった翌日は1食を寒天に置き換えるなどして、食物繊維をとりつつ、新たな摂取カロリーも抑えましょう。
有酸素運動で効率よくエネルギーを消費する
また余ったエネルギーを効率よく消費するためにウォーキング・ジョギング・水泳・サイクリングなどの「有酸素運動」も効果的です。
激しいスポーツと違い、有酸素運動は軽めの運動。そもそも暴飲暴食した翌日に、激しい運動なんて誰もできません。
有酸素運動なら20~30分でできる軽めの運動ですので、暴飲暴食をした翌日でも気軽にできます。
おすすめは「ウォーキングorジョギング」。この2つは始めるのに何一つ道具を必要としません。いつでもどこでも自分の好きなタイミングで始めることが可能です。
ポイントはうっすら汗をかくこと。最初からあまり激しくしすぎると逆に体に負担をかけてしまい、暴飲暴食したくなる原因を作りかねません。
ゆっくりと自分のペースでエネルギーを消費していきましょう。
2日間の食事制限を行う
加えてできるだけ頑張っておきたいのが、暴飲暴食をした翌日からの2日間の食事制限。こちらは直接的に余ったエネルギーを消費する行動ではありませんが、非常に大切なことです。
もし仮に暴飲暴食をした翌日に、食べ過ぎた分のエネルギーを消費しようと食物繊維を利用した超短期ダイエットをしたり、有酸素運動をしたとします。
しかし、それにも関わらず、暴飲暴食とは言わないまでも普通にいつも通りの食事をしてしまえばどうでしょう。せっかく消費したエネルギーが再び補充されるだけで何の意味もありません。
一度水を捨てたグラスに、再び水を注いであふれさせるようなものです。
暴飲暴食をした翌日は胃が膨らんでいるため、いつもより食べたくなるのは分かります。そこを何とか1~2日間グッとこらえましょう。
- カロリーが低く、腹持ちの良い食べ物をとる
- 水をたくさん飲んで空腹をまぎらわす
- 暴飲暴食後にお腹が出ている・むくんでいる姿を見て精神的に追い込む
上記のように現実的にできる対策はいくつかあります。中でもオススメなのは「カロリーが低く、腹持ちの良い食べ物をとること」。
本当に何も食べないという食事制限を行う方がいますが、逆にストレスが溜まってしまい、食事制限後に反動から再び暴飲暴食しかねません。食事制限ダイエットでリバウンドしてしまう方が多いのも、この理由がほとんどです。
先ほど紹介した寒天などは、腹持ちも良いし、カロリーも低いので、まさにうってつけですよ。
再び食事制限をした時のための予防対策は「青汁」がおすすめ!
食事制限で起こりやすい3つの悩み「太る・むくみ・脂肪蓄積」に対する改善策をお伝えしてきました。
それぞれいくつかあるので、全部行うのは難しいと思いますが、できるものだけでもぜひ試してみてください。それだけでも、ある程度の暴飲暴食のリセットが行えます。
ただし、暴飲暴食は突発的にやってしまいやすいですし、その度に紹介した改善法をいくつも行うのは面倒ですよね。
少しでも暴飲暴食した翌日のリセットを楽に行いたいのであれば、そもそも「改善策を行わなくても、暴飲暴食を自然にリセットできる体づくり」をしておくことをオススメします。
その体作りをしてくれるものとして、オススメなのが「青汁」。青汁は栄養価の高い野菜(ケール・大麦若葉・明日葉)などの栄養がギュッと凝縮された栄養ドリンクです。
- 三重苦の改善に必要な食物繊維やカリウムが豊富
- カロリーが低いので、飲むヨーグルトなどに混ぜれば腹持ちも◎
- たった1日1杯飲むだけ
簡単に次回の暴飲暴食のリセットをくれるので、ぜひ予防として購入しておいても良いと思います。
実際に私の知り合いの方が青汁ダイエット中に暴飲暴食してしまったのですが、青汁を飲んでいたおかげで太ることなく見事リセットに成功していました。
ちょっと長いですが、以下引用します。
焼肉をドカ食いして、一晩で2kg太ってしまう・・・
今週は会社の創立記念で焼肉会がありました。「ダイエット仕上げのこの時期に、なんでだよ」とは思いましたが、結構いいお店に連れて行ってもらえたのでテンション上昇。
「完全に太るわこれ」と思いながらも、自分の金ではまず食えない肉たちを目にするとダイエットなんかしてる場合じゃない。
今食べなきゃ1年くらい後悔しそうということでついついカルビ4人前、ロース3人前、タン2人前、ホルモン2人前、カレー、冷麺、他サイドメニュー…合わせてビールもしっかり7杯いってしまいました。
その結果…1晩で約2キロ太りました。
ここにきて、2kgも太ってしまいました・・・
おわった…翌朝「ダイエット終盤で2キロはやばい」と絶望と罪悪感に苛まれながら起床。
とにかくトイレが止まらない!!
「完全にダイエットモニター失敗だな」と思っていると、昼間に3回トイレに駆け込みました。
別にあたったとかではなく、単に便通がすごくよくなっているようでした。
で、夜体重計に乗ってみると…ほぼ2キロ減ってる!!
一日でまさかの2kg戻し!これにはびっくり
「食ったもん全部でてんじゃん。」
この結果には本当に青汁の凄さを感じました。
便通が良くなっているので、ちょっとバカ食いしたくらいじゃ太りません。
暴飲暴食してしまっても、しっかり出るので1回2回程度なら全然問題なさそうです。
よく暴飲暴食しているという方はぜひ1度試してみてはいかがでしょうか。
⇒暴飲暴食をリセットして達成したTさん1ヵ月のダイエット体験談はこちら
編集長
【青汁歴】
10年
【イチオシ青汁】
極の青汁、えがおの青汁満菜
家の中だけでなく、電車の中や仕事・学校の休憩中でもサッと読めて、かつ分かりやすい記事をお届けすることをモットーにしています。今日では青汁は健康だけでなく、ダイエット・美容の場でも活躍。老若男女問わず利用される商品だからこそ、ニーズをきちんと見定めた情報提供に努めます。余談ですが青汁の始まりは私の故郷、岡山です。
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