青汁はプリン体が多いって本当？青汁とプリン体の関係の真実に迫る！

最近のお酒に「プリン体ゼロ」と表記されたものが増えてますね。

プリン体のとりすぎは、カラダに悪影響なので控えている人も多いでしょう。

そんなプリン体ゼロ商品が増えるなか、青汁はプリン体が多いから危険という噂があります。
青汁にはどれくらいのプリン体が含まれているのでしょうか？

今回は青汁とプリン体の関係を詳しくみていきましょう。

- この記事を監修してくれた先生 -

北垣毅（きたがきたけし）先生

たけしファミリークリニック院長
千葉大学医学部臨床教授

高知大学医学部卒業後、亀田総合病院総合診療科医長や東川口病院総合診療科部長などを経て、現在、たけしファミリークリニックの院長を務める。
「米国家庭医療専門医」や「米国認定救命救急士」などの資格を持ち、幅広い病気に対応する。

プリン体は生活習慣病の原因！
青汁はビールよりプリン体が多い！？
- プリン体量を抑えるならケール青汁がオススメ♪
青汁でプリン体による症状を予防・改善！

プリン体は生活習慣病の原因！

プリン体は体のエネルギー源でもあるので、生きる上では欠かせない物質。
体のなかでも日々つくられていて、古いものは尿といっしょに排出されます。

しかしプリン体が増えすぎたり、うまく排出されないと、

痛風
動脈硬化
糖尿病

といった症状を引き起こしかねません。
なかでも痛風はプリン体による病気の代表例。

プリン体は生活習慣病の原因のひとつ。動脈硬化やメタボにもつながってきます。

ですがプリン体はうまみ成分でもあり、美味しいものに多く含まれているので厄介ですね。

青汁はビールよりプリン体が多い！？

「青汁はプリン体が多い」と言われているように、たしかに青汁にもプリン体は含まれています。
では、どれほどの量のプリン体が含まれているのでしょうか。

青汁でメジャーなケール・大麦若葉と、ビールとの比較がこちら。

(ドリンク150ml換算)	プリン体含有量
ケール青汁(ドリンク)	1.2mg
大麦若葉青汁(ドリンク)	2.6mg
ビール	7.5mg(1缶の場合17mg)

ドリンクだと青汁はプリン体が遥かに少ない

(100g換算)	プリン体含有量
ケール粉末	40.2mg
大麦若葉粉末	88.5mg
ビール	5.0mg

粉末100g(1箱以上)ならビールよりも多い

青汁はプリン体が多いといわれるのは、グラム換算のためです。

水に溶かしてドリンクにすると、1杯あたりのプリン体量は少ないんですね。

100gだとビールよりも多いですが、青汁は1包3gほど。
青汁が1箱30包(約90g)なので、1日30杯以上飲まなければ問題はないです。

1日に30杯以上の青汁を摂ることはないと思うので、プリン体の摂りすぎの心配はありません。

プリン体量を抑えるならケール青汁がオススメ♪

糖尿病や痛風のかたは、ケール青汁がオススメです。
上記の表からわかるように、ケールは大麦若葉の半分のプリン体量。

プリン体を抑えたいのであれば、大麦若葉青汁は避けましょう。

プリン体の1日の目安量は400mgです。
大麦若葉青汁を飲んだからといって、普通の人なら問題はありません。

ですが少しでもプリン体を抑えたい！という人は、ケール青汁にしましょう。

緑黄色野菜の王様のケールなら、しっかりと栄養も摂れます。

⇒ケール青汁のおすすめランキング！栄養たっぷり人気の王道青汁はこれだ！

青汁でプリン体による症状を予防・改善！

プリン体による症状は尿酸値の上昇が原因。

青汁には尿酸値を下げる3つの成分があります。

カリウム
葉酸
カルシウム

これらのミネラル類が、尿酸値低下には効果的です。

ポイントとなるのがカリウムの利尿作用。
尿の回数がふえることで尿といっしょに尿酸が排出され、だんだんと尿酸値がさがるんですね。

【甘味料が入っていないかチェック！】

甘味料が入っていると、プリン体に関係なく尿酸値が上がってしまいます。
せっかく青汁で、尿酸値を下げてもこれでは本末転倒。

痛風などを予防・改善したいと考えているなら、甘味料などがつかわれていないかチェックしましょう。

青汁のプリン体量のまとめ

青汁はプリン体が多いという噂もありましたが、青汁はプリン体がとても少ない食品。

グラム換算の場合多くなってしまうので、それが勘違いされやすい要因なんですね。

ちゃんと目安量(1日1杯～2杯)を守っていれば、何も問題はありません。
むしろ青汁のはたらきで、プリン体による尿酸値の上昇を抑えることができます。

青汁のプリン体量が気になっていた人は、安心して青汁を飲んでください。

K・塁

【青汁歴】

4年3ヶ月

【イチオシ青汁】

本絞り青汁ベーシック、サンスター健康道場

面倒くさがりな性格が高じて、カップ麺ばかりの食生活を送っていたらいつの日か栄養失調に…。それ以来、知人から青汁を勧められ毎日欠かさず青汁飲んでいます。青汁はとにかく手軽さが魅力！面倒くさがりやにはとっておきのアイテム！そんな青汁の魅力が1人でも多くの方々に、伝わるよう記事を書いていく所存ございます…。