青汁をホットで飲んでも大丈夫?ホット青汁だと栄養価が下がるって本当?
寒い時期や冷え性の人は、青汁をホットで飲みたい人もいると思います。
しかし「青汁は温めると栄養が失われる」という話も…。
できることなら、栄養はそのまま摂りたいですよね。
今回はホット青汁にした際の栄養の変化や、ホットで飲むときの注意点を解説していきます。
- この記事を監修してくれた先生 -
北垣 毅(きたがき たけし)先生
たけしファミリークリニック院長
千葉大学医学部臨床教授
高知大学医学部卒業後、亀田総合病院総合診療科医長や東川口病院総合診療科部長などを経て、現在、たけしファミリークリニックの院長を務める。
「米国家庭医療専門医」や「米国認定救命救急士」などの資格を持ち、幅広い病気に対応する。
目次
青汁はホットで飲んでもいいの?栄養価は下がる?
はじめにいうと、青汁を温めるのはオススメしません。
これは冒頭にもあるように、青汁の栄養価が下がる可能性があるからです。
青汁に含まれる栄養素の中には、熱に弱いものがあります。
せっかく栄養価の高い青汁なのに、温めて栄養を失ってしまっては意味がありませんよね。
とはいえ、ホットにしたからといって、全ての栄養素が失われることはありません。
- カロテン
- ビタミンE
- ミネラル
- 食物繊維
上記のように熱に強い成分は生き残ってくれます。
まぁすべての栄養をあますことなく摂りたいなら、温めないのがベストではありますけどね。
どうしても青汁を温めて飲むなら「人肌ほどの温度」がベスト
どうしても温めて飲みたいなら、30℃~40℃の人肌ほどのぬるま湯で割ってください。
熱に弱い栄養素があるといっても、人肌程度でしたら損失はほとんどありません。
しかし、電子レンジや鍋にいれて加熱するのは避けてください。
青汁の加熱には目安となる「ワット数・加熱時間」が決まっていません。
なので、気づかないうちに加熱しすぎる可能性があります。
レンジのまえで常に加熱具合を確かめていれば別ですが、面倒ですよね。
鍋もおなじように「加熱しすぎ」のリスクがあります。
このことからホット青汁を作るなら、ぬるま湯の中に青汁の粉末を入れて作りましょう。
青汁の酵素は50℃の加熱でなくなる!?
青汁を加熱しすぎると、おもに以下の栄養素が失われます。
- ビタミンB群
- 葉酸
- 酵素
どれも健康には欠かせない栄養素ばかりです。
なかでも酵素は、加熱で失われやすい栄養素のひとつ。
引用:ViVi NEWS
上のグラフは「酵素の加熱による損失」を表したものです。
グラフからわかるように、40度を超えると酵素は一気に失われます。
酵素は健康にも美容にも効果的で、カラダにはなくてはならない存在です。
先ほどお伝えした通り、人肌(30度ほど)なら壊れないので、酵素入り青汁の場合は30度までにしておきましょう。
ビタミンCは熱によわいはウソ!
「ビタミンCは熱に弱い」というのは有名ですね。
しかし、実のところビタミンCはそこまで熱に弱くありません。
引用:BRONSON
上のグラフは「ビタミンCの溶液を80℃まで加熱した時の濃度の変化」を表したものです。
温度が上がることで少し低下はしていますが、濃度は0.3mgほどしか変わっていません。
このことから、ビタミンCは加熱しても失われないんですね。
ホット青汁に向いている青汁・向いていない青汁
青汁は製法によって、ホットに向いているものと向いていないものがあります。
青汁の製法は以下の2つ。
- 加熱処理(ホット青汁OK)…おもに粉末タイプの青汁
- 非加熱処理(ホット青汁NG)…おもに冷凍タイプの青汁
加熱処理の青汁は「栄養の損失が少ない」というのがポイントです。
加熱処理タイプはいちど加熱されているので、ホットにしても栄養の損失が少ないんですね。
いっぽうで非加熱処理は、冷凍タイプの青汁に多くあります。
非加熱処理は、野菜のエキスをそのまま冷凍(または粉末化)した青汁。
野菜の栄養がそのままドリンクになっているので、栄養価バツグンなのが特徴です。
ですのでホットにしてしまうと非加熱処理のメリットがなくなってしまうので、ホット青汁には向いていません。
ホット青汁を作るときは、製法をしっかりチェックしてください。
粉末タイプの青汁のなかにも、非加熱処理の商品があります。
非加熱処理は冷凍タイプに多いですが、野菜のエキスをそのまま粉末化した青汁もあるので気をつけてください。
【ホット青汁におすすめ!】極の青汁(サントリー)
飲みやすさ№1の「極の青汁」!
ホットにすれば抹茶感覚で飲める♪
ホット青汁におすすめなのが、青汁ちゃんでも人気№1の「極の青汁(サントリー)」。
ホットにおすすめの理由は、「抹茶」と「煎茶」を配合しているからです。
この2つが配合されていることで、ホットにすると抹茶風味の味わいを楽しむことができるんですね。
程よい渋みと甘味があり、和菓子との相性もバツグン。
水溶きでも美味しいですが、寒い時期やホッと一息つきたいときはホットにしてみてください。
⇒冬は「極の青汁(サントリー)」を使ったホット青汁で‟ほっと”一息♪
ホット青汁に期待できる効果
ホット青汁には「体を温める」以外にも期待できるはたらきがあります。
ホットで飲むことで腸のはたらきや血行がよくなります。
それに食物繊維の整腸作用がプラスされれば、より効果的に腸内環境を整えることができるんですね。
冷たい青汁だとお腹を壊しやすい人でも、安心して飲めます。
またホットミルクで割れば、睡眠の質を上げることも可能です。
ホットミルクはリラックス効果が高く、睡眠を促してくれるアイテムのひとつ。
青汁にも、睡眠導入のはたらきがあるメラトニンが含まれています。
ですのでホットミルクで青汁を割れば、睡眠の質を上げることも不可能ではありません。
ホット青汁のまとめ
青汁をホットで飲むならいくつか注意点がありました。
- 30℃~40℃の人肌ほどのぬるま湯で
- 製法をチェック
この2つを気をつければ、青汁をホットにしてもかまいせん。
栄養が失われる可能性があとはいえ、冷えた青汁をムリに飲むのは体を冷やす原因。
体調が優れないときは、ぬるめのホット青汁を作るのもいいですね。
普段は水で割って、体調に合わせてホット青汁にしてみてください。
汁太郎
【青汁歴】
7年6ヶ月
【イチオシ青汁】
リッチグリーン、極の青汁
こんにちは!青汁歴7年以上、飲んだ青汁は20種類以上。学生時代、不摂生で体調を崩して しまったことをきっかけに青汁デビューしました。それ以来日々の栄養サポートのため、毎 日欠かさず飲んでいるほどの青汁モンスターそれが私、汁太郎です。記事では皆さんの悩み に寄り添って、青汁の”特徴や味わい”をありのままに伝えることを心がけていきます!
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