【産婦人科医監修】母乳を増やす方法ってあるの?栄養補給で血液を増やすことが大切だった!
「子供に母乳を与えたい」出産したほとんどの女性が望むことだと思います。
わが子とのスキンシップに喜びを感じながら、栄養いっぱいの母乳を飲ませてあげたいのは当然のことですよね。
しかしそんな想いとは反対に「母乳の出が悪い・母乳が足りない」こんな不安を抱えていませんか?
実は同じような悩みをかかえているお母さんはたくさんいます。
当サイトが99名におこなったアンケート調査でも、8割近くのお母さんが「母乳が足りないと感じたことがある」と悩んでいたことがわかりました。
・調査方法 :WEBアンケート(shufti)
・調査エリア :全国
・調査対象者 :出産経験のある女性99名
・性別 :女性
・調査期間 :2016年5月15日〜21日
ですが、本当に全く母乳が出ないお母さんは、2万人に1人。
あなたが諦めなければ必ず、母乳はしっかり出る・増えるようになります。
ならば具体的に、どうすれば母乳を増やすことができるのか?
そもそも母乳が少なくなってしまう根本的な原因と、母乳を増やす方法をご紹介していきます。
今回はお母さんたちのデリケートな悩みのため、専門医の正しい知識をもとにお伝えするべく、いけした女性クリニック【池下 育子】先生に監修していただきました。
池下 育子 先生(イケシタ イクコ)
1992年 いけした女性クリニック銀座を開業 当初、更年期に悩む女性が美容院に行くような華やいだ気持ちで来院できるように、 |
(また当記事は、世界保健機関「WHO」の見解をもとに作成されているちょっと理系育児様の記事も参考にしています。)
目次
母乳が少なくなるのは深刻な栄養不足
母乳不足を調べるとよく見かけるのは「栄養が足りていない」という情報。
でも実はお母さんの体ってすごくて、授乳中に少し栄養が足りてなくても質の良い母乳は出せるそうです。
世界保健機関であるWHOが以下のような見解を出していました。
女性は中程度に栄養不良の場合でさえ、質のいい母乳を生産することができるのです。
女性が深刻な栄養失調の場合だけ、母乳の量が減少します。
引用元:WHOガイドライン「乳幼児の栄養法」 第8章 母親の健康8.2 母親の栄養法(3)
今子育てが忙しくて、朝昼晩1日3食食べられていない方でも、本来なら母乳量に悩まされることはないという事ですね。
しかし、現にあなたは母乳の量が少なくて悩んでいます。
それはつまり、今あなたが少し栄養が足りないどころではないということ。
「母乳にまわせるほどの栄養をたくわえていないよ」と、体の準備ができなくなってしまっているのです。
普段からしっかり食べているつもりでも、自分が思っているより深刻な栄養不足であると認識しましょう。
母乳を増やすには、まずお母さんが健康体でなければいけません。戦時中のお母さんたちは栄養不足で母乳がでなかったことも多かったんですよ。
母乳をあげるのはすごくエネルギーがいることですから、いつも以上に栄養に気をつけなければいけないんです。
十分な母乳を作りは、血液から作られる
そもそも「母乳作りには、なぜ栄養が欠かせないのか?」というと、お母さんの血液を増やすため。
体に十分な血液が流れていなければ、汗や唾液・母乳も出てきません。私たちの体そのものが血液によって作られているからです。
母乳ももちろん血液から作られています。つまり、あなたの体に十分な血液が流れていれば、「完全母乳で育てられるだけの量は作ることができる」ということ。
栄養を取ることは、体内に循環させるエネルギーを生むための血液を作るために欠かせないのです。
母乳というのは乳腺のまわりにある毛細血管を通して、栄養を含んだ血液がホルモンの働きによって母乳に変化します。
血液そのものがなければ生命の維持はもちろん、母乳をつくることはできません。
十分な母乳を出すには、赤ちゃんがとにかく吸い付く「質の良さ」も求めるべき
薄い白色でさらっとしていて、ほんのり甘いのが赤ちゃんが好む質の良いの母乳の条件。
このような母乳を作れていると、
- 乳首が赤ちゃんの吸いやすい形になり、自然といっぱい出てくる
- 乳頭・乳輪部に刺激が伝わることで母乳を作るホルモンが分泌される
赤ちゃんがみずからおっぱいに吸い付いてくれて、どんどん母乳が出てきます。
母乳が出ない時は、どうしても母乳の量だけにこだわりがちです。
しかし、質にも目を向けることが、結果としてたくさん母乳を出すことにもつながるということなんですね。
十分な母乳を出すには、血液の量だけ増やせば良いというわけではなく、赤ちゃんが好む質の良い母乳であることも大切です。
「母乳が出ない・少ない時こそ、根気強く吸わせることが大切」と言われているように、吸われ続けることによって、ホルモンが刺激され母乳が自然と出てくる人も多いんですよ。
とにかく夢中でおっぱいに吸い付いてくれるような母乳を作りましょうね。
血液を増やす・質の良い母乳を出すには、和食・野菜中心の生活が必要
血液を多く作るには、鉄分・ミネラルを多く含む、ワカメ・メカブなどの海藻類を意識して摂取してみてください。また牡蠣・レバーなども効果的。
それと、基本になるのは、やっぱり野菜です。
ほうれん草や小松菜などの青菜を沢山食べると、母乳の質が良くなりサラっとした詰まりにくい母乳に変化していきます。
また母乳を増やす方法として食事以外にあげられているのが以下のような方法。
- マッサージする・・・おっぱいを吸いやすくしてあげる
- 体を温める・・血行促進し、体内の血の巡りを良くさせる
- 水分をいっぱい取る・・・体内の老廃物質や血液を循環させる
産婦人科でアドバイスを受ける内容なので、実際に試している方も多いと思います。
しかし見ていただけるとわかるように、これらの方法はいずれも血液がある前提での話しです。
どれも質の良い母乳をつくる土台作りの1つ。
母乳を作りだすにはまず血液(栄養)がなければ、水分をとっても老廃物として排出されてしまうのです。
これらの方法ももちろん必要です。
乳腺がつまっている方ならマッサージで母乳が出てきますし、水分を取るのは直接的に母乳の量にもつながります。
しかし、はじめにお伝えしたように、栄養不足ではそもそも母乳がつくられていないため、全て血液(栄養)ありきの方法なんです。
ですから栄養補給を1番に考え、和食・野菜生活中心にしバランス良く食べて、規則正しい生活を意識的におくってくださいね。
野菜を手軽に摂取したいなら青汁に頼ってみるのもおすすめ
「野菜を中心に」とお伝えしましたが、これは授乳期間に関わらず言われ続けていること。みなさんだってわかっているはずです。
しかし、現実的に考えると「難しいな…」と感じたことのほうが多いのではないでしょうか。
- 育児ストレスで食欲がない
- ご飯を食べようとしても子供がグズってなかなか食べられない
- 家事も忙しく自分の食事をつい後回しにしてしまう
子供がいない方でも大変なのに、育児をしながら家事をこなすお母さんにとっては特に難しい事だと思います。
また、時間のない中で「スーパーに行って産地や無農薬かどうか・残留農薬がないか」どうかを調べながら野菜を買って料理するのも本当に大変です。
ですから、野菜を毎日毎日「食べなきゃ」と焦ったり、ストレスがたまったりする方は青汁に頼ってみてください。
栄養補助品として取り入れる・食事で摂取するなど方法は自由ですが、食生活にプラスするだけで、より母乳の出が良くなるだけでなく、赤ちゃん・お母さんの身体の両方に様々なメリットがあります。
青汁を飲むことで直接的に母乳が増えるという訳ではありません。しかし「栄養をとることは母乳作りにつながる」とは言えます。
その栄養摂取の方法として、サプリメントや青汁をとることはもちろん良いことですよ。ただし、無農薬でカフェインを含まないものを選んでください。
お母さんの体にも赤ちゃんにも影響がでないものをしっかり見極めてくださいね。
「母乳つくる血液を増やしたい」お母さんに、おすすめする青汁・その青汁がもたらす効果とは?
どんな青汁が良いのか、母乳が少なくて悩んでいるお母さんにお勧めしたい青汁を2つ厳選しました。
【ユーグレナ】と【ステラの青汁】です。
【ユーグレナ】は粉タイプ。1週間500円から試せるコスパの良い青汁です。
【ステラの青汁】は錠剤タイプ。90錠・約30日分で980円とこちらもコスパが良い青汁。野菜嫌いの方におすすめです。
これらの青汁を飲むメリットは、以下のようにたくさんあります。
- 母乳の質があがる。甘く・サラっとした状態に変化!
- 食欲がない・時間がない時も、1杯で簡単に栄養補給ができ血液が増える
- 野菜嫌いなママでも続けやすい
- 産後のダイエットにもおすすめ
- 子供の離乳食にも使える
青汁には血液をつくるのに欠かせない鉄分やミネラルが多く含まれています。毎日1杯を続けるだけで、母乳をつくる血液が増え、質がどんどん良くなっていくことが期待できます。
また、この2つの青汁は赤ちゃんの健康に悪影響を与える農薬や保存料が入っていないので、簡単かつ安全に栄養補給ができるのもおすすめできるポイント。
「野菜が苦手だから飲めなさそう」という方もいらっしゃると思いますが、ここで紹介しているユーグレナは野菜独特の青臭さが無く、抹茶風味で飲みやすい青汁。
さらに、ステラは珍しい粒タイプなので青汁自体が苦手なお母さんでもサプリ感覚で続けることができます。
野菜の栄養は免疫力をつける働きもあるので、将来のお子さんの健康のためにも青汁を食事に取り入れてみても良いと思います。
母乳が出なくても「あきらめずに、血液を増やす食生活を」
母乳が出ない」ということは決して異常なことではありません。
しかし、そこで何もせずに諦めてしまう前に、少し意識して食生活を見直しましょう。
汁太郎
【青汁歴】
7年6ヶ月
【イチオシ青汁】
リッチグリーン、極の青汁
こんにちは!青汁歴7年以上、飲んだ青汁は20種類以上。学生時代、不摂生で体調を崩して しまったことをきっかけに青汁デビューしました。それ以来日々の栄養サポートのため、毎 日欠かさず飲んでいるほどの青汁モンスターそれが私、汁太郎です。記事では皆さんの悩み に寄り添って、青汁の”特徴や味わい”をありのままに伝えることを心がけていきます!
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